助動詞⑤ 「す」「さす」「しむ」

今回の助動詞は「す」「さす」「しむ」です。

難しいのは「〜せたまふ」「〜させたまふ」「〜しめたまふ」の形の時。

この時助動詞の意味が、使役なのか尊敬なのかを見分けることが大事になってきます。

まさやん
今日は「す」「さす」「しむ」をやっていくよ!

活用

助動詞「す」の活用は、未然形から順番に…

せ/せ/す/する/すれ/せよ

助動詞「さす」の活用は、未然形から順番に…

させ/させ/さす/さする/さすれ/させよ

助動詞「しむ」の活用は、未然形から順番に…

しめ/しめ/しむ/しむる/しむれ/しめよ

と、活用します。

小文君
今回の活用も、下二段活用型ですね。すんなり覚えられそうです!

まさやん
だんだん助動詞の活用にも慣れてきたね!続いて接続を見ていこう!

接続

「す」「さす」「しむ」すべて、未然形の後に続きます。

注意しておきたいのが、「す」は四段・ナ変・ラ変の未然形に接続。

「らる」はそれ以外の未然形に付くという違いがあります。

書く(四段活用)+「す」  →書かす

見る(上一段活用)+「さす」→見さす

という感じです。

小文君
以前教えていただいた、 「る」「らる」と似ていますね。

まさやん
そうだね!ちょっと複雑だけれども、しっかり覚えておこう!続いて、意味に行くよ!

意味と訳し方

「す」「さす」「しむ」にはそれぞれ、使役・尊敬の意味があります。

使役→「(・・・に)〜させる

尊敬→「〜なさる

と、訳し分けます。

小文君
先生、「使役」っていう字が読めないです・・・。

まさやん
「しえき」って読んで、「生徒に宿題をやらせる」とか、「子供にご飯を食べさせる」という感じで、「(人に)~させる」っていう意味になるんだ。

小文君
なるほど!

まさやん
この助動詞で大事なのは、本文中でどちらの意味になるのか見分けることだ。
これが少し複雑なんだけど、まずは次の説明を読んでもらおうかな。

意味の見分け方

意味の見分け方は、まず、「す」「さす」「しむ」の直後を見て下さい。

直後に、尊敬語(たまふ・らる、など)が来ていなければ使役です。

もし、来ていたら使役か尊敬かを見分けましょう。

使役は、「人に〜させる」という意味なので、

文中に「人」が書いてあるか、補うことが出来ます。

しかし、文中に「人」が書いていないor補うことが出来ないのであれば、

尊敬と判断しましょう。

まさやん
難しいのは、「〜せたまふ」「〜させたまふ」「〜しめたまふ」などのように、助動詞の後に尊敬語がある場合なんだ。

小文君
なければ、すぐに使役だとわかるのに・・・、問題はそうじゃない場合か・・・

まさやん
そう。尊敬語があった場合は、基本的には文脈で判断しよう。
さっきも言ったけれど、使役っていうのは「人に~させる」っていう意味なんだよね?

小文君
そうですね。

まさやん
だとしたら、本文中に人物が書いてあるかもしれないし、もし書いてなかったとしても、自分で人物を補えるかもしれないよね?

小文君
ああ、たしかに・・・。

まさやん
そしてもし、本文中に人物が書いてなかったり、補えないようだったりしたら尊敬だと判断しよう。

小文君
うーん、確かに複雑ですね。わかったような、わからないような・・・。一度聞いただけでは、頭に入ってきませんね・・・。

まさやん
そうだよね。これはかなり難しいと思うよ。ぜひ、動画中の練習問題に取り組んでみて!実際に問題を解いてみることで、理解が深まるから。

小文君
わかりました!問題を見てみますね。

まさやん
うん、頑張ってみてね!では、今回はここまでにしておこう。

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