今回から助詞に入っていきましょう。
まずは「格助詞」です。
助詞は助動詞のように「活用」はありません。
意味と訳し方を中心に覚えていくようにしましょう!
格助詞「の・が」

では今回から助詞に入っていくよ!
まずは「格助詞」の「の・が」だよ!

助詞って、助動詞ほど覚えるものがないから少し気が楽ですね!
意味と訳し方
主格=「〜が・〜の」
連体修飾格=「〜の」
同格=「〜で」
体言の代用=「〜のもの」
比喩=「〜のような」
(比喩の用法は「の」だけで、「が」にはありません)

本文で「の」が出てきたときに、「〜の」って訳す問題は少ない気がするんだよね。

えっ?どうしてですか?

だってさ、「この『の』はなんて訳しますか?」「〜の」って、そのままだよね?
とりあえず「〜の」って訳してみたら訳せちゃうんだから。

確かに!ひねりがないですね。

そう。だから、その他の意味・訳し方を中心に覚えていくようにしよう!
格助詞「より」
意味と訳し方
動作の起点=「〜より」
比較の基準=「〜より」
手段・方法=「〜で」
経過する場所=「〜を通って」
即時=「〜するとすぐに・〜するやいなや」

上の2つは今でも使うから何となく分かると思うので、下の3つを中心に覚えよう!
格助詞「して」

格助詞の中でちょっとややこしいのが「して」かもしれないね。
意味と訳し方
手段・方法=「〜で」
使役の対象=「〜に命じて」
動作の共同者=「〜と一緒に」

うわ!これは今とは全く違う使い方ですね!!

そうなんだよ。
だから感覚では解きにくいから、きちんと意味の見分け方を覚えておこう!
意味の見分け方
モノ + 「して」 → 手段・方法
人物 + 「して」 → 使役の対象
複数・団体 +「して」 → 動作の共同者

こんな風に見分けてもらうといいかもしれない。
そしてきちんと見分けられるようになるには、問題を解いて慣れるしかないかな!
まとめ
今日から助詞に入りました。
助動詞ほど覚えることは多くないかもしれませんが、本文中に出てきたら意味を言えるようにしておきましょう!
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