動詞の活用の種類が終わったら、次は形容詞と形容動詞の活用の種類です。
これらはそれぞれ活用の種類が2種類あります。
ただ、見分け方も簡単なのですぐに覚えられると思います。
ク活用・シク活用とは?
さあ今日は、「形容詞と形容動詞」の活用の種類をやっていくよ!
えっ!今日だけで両方やっちゃうんですか!?
ちょっと多すぎません??
形容詞と形容動詞の活用の種類は、それぞれ2種類しかないんだ。
だから、サっと片付けちゃおう!
形容詞の活用の種類は「ク活用」と「シク活用」の2種類です。
ク活用
「く/く/し/き/けれ/○」
「から/かり/○/かる/○/かれ」
と、二行に渡って活用します。
シク活用
「しく/しく/し/しき/しけれ/○」
「しから/しかり/○/しかる/○/しかれ」
と、同じく二行に渡って活用します。
シク活用はク活用の頭に「し」を付けたものと考えればいいので、実際には覚えるのはク活用だけで大丈夫です。
ク活用とシク活用の見分け方
形容詞が「ク活用」なのか「シク活用」なのかを見分けるのはどうしたらいいんですか?
それは、基本形に「~なる」を付けて考えてみよう!
例えば…
なし+「~なる」→なくなる
美し+「~なる」→美しくなる
「なる」の直前に「く」が来ればク活用、「しく」が来ればシク活用です。
本活用と補助活用(カリ活用)
さて、形容詞の活用表を見ると、右側と左側に分かれて活用しています。
これは、下に助動詞が続くか続かないかの違いです。
右側の本活用には助動詞は続かず、左側の補助活用に助動詞は続きます。
つまり…
美しく(本活用) +「ず」→☓
美しから(補助活用)+「ず」→美しからず
となります。
今後、また出てきた時に詳しく見ていきましょう。
ナリ活用とタリ活用
次は形容動詞の活用の種類だよ!
「ナリ活用」と「タリ活用」の2種類だ!
こちらも見分け方は単純で、基本形が「~なり」か「~たり」かで見分けられます。
基本形がどんな形かっていうだけで、活用の種類が決まるんですか??
そう!終止形が「~なり」なのか「~たり」なのかだけで判断できるから、簡単でしょ?そして活用は・・・
ナリ活用
「なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ」
と、活用します。
タリ活用
「たら/たり・と/たり/たる/たれ/たれ」
と、活用します。
まとめ
今日は形容詞と形容動詞でした。
見分け方は簡単だと思うので、基本的な活用の仕方を覚えてしまいましょう!
特に形容詞は二行に分かれているので意識して覚えましょう!
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