今回は助動詞「まし」です。
この助動詞でいちばん有名なのは「ましかば〜まし」の形。反実仮想です。
ただ、他にも意味があるのでそちらもしっかりと抑えておきましょう!
反実仮想の助動詞「まし」
活用
(ませ)・ましか/◯/まし/まし/ましか/◯
接続
未然形
意味と訳し方
反実仮想=「もし〜なら、…だろうに」
ためらいの意志=「〜しようかな」
実現不可能な願望=〜ならよかったのに

まさやん
「ためらいの意志」になるのは、本文中に疑問語(何、いかに、や、かなど)を伴ったときだよ!
反実仮想とは?

生徒
ところで、さっきからよく出てくる「反実仮想」ってなんですか?

まさやん
確かに、「まし」の代表的な意味は「反実仮想」だね!
反実仮想とは、事実とは反対のことを仮定して想像すること

まさやん
マーカーの部分を組み合わせると、「反実仮想」になるよね!

生徒
「もし私が鳥だったら、飛んでいけるだろうに」みたいな形ですかね?

まさやん
そう!英語の「仮定法」に似ているかもしれないね!
「反実仮想」は「事実」を見極めよう

まさやん
「反実仮想」の問題でよく聞かれるのが、「じゃあ、実際にはどうなの?」ということ。
例えば、さっき言ってくれた例文だとどんな感じになるかな?

生徒
「実際は鳥ではないので、飛んでいくことはできない」ってことですか?

まさやん
そうそう!そんな感じ!事実はどうだったのかを考えるようにしよう!
「反実仮想」の形とは?

まさやん
「反実仮想」には、決まった形があるから下にまとめておくね!
〜せば…まし
〜ませば…まし
〜ましかば…まし
〜未然形+ば…まし

まさやん
すべて「もし〜なら、…だろうに」って訳せるよ!
まとめ
今回は、「反実仮想」を中心に助動詞の「まし」を扱ってきました。
実際にはどうなの?って聞かれたときに答えられるようにしておきましょう!
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