みなさんこんにちは!
今回は現在推量・過去推量の助動詞「らむ・けむ」です。
この2つの助動詞は時制の違いがあるだけで、その他はほとんど同じ!
片方を覚えておけば、時制に気をつけるだけでOKです。
現在推量の助動詞「らむ」
活用
◯/◯/らむ/らむ/らめ/◯
接続
終止形
(ただし、ラ変型は連体形に接続)
意味と訳し方
現在推量=「〜ているだろう」
現在の原因推量=「どうして〜ているのだろう」
現在の伝聞=「〜いるとかいう」
現在の婉曲=「〜いるような」
助動詞「らむ」の意味の見分け方

助動詞「らむ」は、まず場所を確認しよう!
- 【助動詞の位置が、文中か文末か?】
文中→現在の伝聞(婉曲)
文末→2へ - 【見て確認出来るか出来ないか】
出来る→現在の原因推量
出来ない→現在推量

見て確認出来るか出来ないかってどういうことですか?

例えば、友達がまだ学校に来ていない。そんな時「彼は今頃学校に向かって、走っているだろう」なんて言うよね?この時って、彼を見てる?見てない?

見てないですね!

じゃあ、友達が授業中に寝ていて怒られている。そんな時、彼が寝ていたのを知らないと「どうして彼は怒られているのだろう」って言うよね?

あ、こっちは見てますね!

そう、ざっくりした見分け方としては、これを覚えておいてくれればいいよ!あと、伝聞か婉曲かは訳して考えることをおすすめするね!
過去推量の助動詞「けむ」
活用
◯/◯/けむ/けむ/けめ/◯
接続
連用形
意味と訳し方
過去推量=「〜ていただろう」
過去の原因推量=「どうして〜ていたのだろう」
過去の伝聞=「〜いたとかいう」
過去の婉曲=「〜いたような」

あれ?なんか「らむ」と似てますね?

でしょ?「けむ」は「らむ」の時制が、現在から過去に変わっただけなんだ。意味の見分け方も同じだよ!

ということは、この2つはセットで覚えておけばいいんですね!
まとめ
いかがでしたか?
今回は2つの助動詞を扱いましたが、覚える分量はほぼ半分だったはずです。
意味を見分ける際、見ているのか見ていないのかは実際に文脈から判断しなければならないので、慣れるまでは難しいかもしれません。
徐々にでいいので、慣れていってくださいね!
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